苦しいのかなんなのか
エトワール
原題: Tout pres des etoiles
監督: ニルス・タヴェルニエ
撮影: ドミニク・ル・リゴルー
モノクロスチール写真: ヴァンサン・テシエ
2000年 フランス

タイトルは忘れたけど、ダンサーの生活を描いた映画を見たいと思って探していたら、見つかった2本のうち借りれたのがこれ。
パリ・オペラ座バレエ団ってシルヴィ・ギエム、パトリック・デュボンがいたってことくらいしか知りません。
だからバレエ団所属のダンサーの階級とか、4回くらい見た今もまだごっちゃになっているけど、何回見ても引き入れられます。
クラシックもモダンもこなすの、ってバレエに限らず難しいのに、ここのダンサーたちは同じシーズン内でクラシック古典の「ラ・シルフィード」と「白鳥の湖」、ベジャール振付の「第九交響曲」にキリアン振付の「優しい嘘」をこなさなければならなかったりします。
見ていて、うわ~です。
でもそんなの当たり前だし、怪我でも事故でも踊れなければチャンスを狙っている代役が控えているから、徹底した自己管理に明け暮れて
「この世界、弱ければ生き残れない」
一分の隙も見せません。
バレエ・ダンサーだから踊る才の他、容貌や教養も必要。
付属の学校時代からふるいにかけられ、その中で入団を果たしいわば選ばれし人々の中でもまた熾烈なエリート競争。
最高位の「エトワール」を拝命してもなお、
「怖い」
「あの緊張・・・!」
「孤独」
「バレエをやめたいと思ったほど」
の恐怖と孤独を味わうなんていやはや底知れない、て感じです。
年齢以上の敬意を払われているのじゃないか。
「(必要なら)精神的・肉体的なケアをするのは、才能があるからです」
一にも才能、ニにも才能、才能があるからこそ大事にする、と言い切るバレエ団の幹部。
ここはバレエに魂を売った鬼たちの集団だ・・・。

そんな中で、「踊りも大事だけど人生が大事」と言うダンサー達も。
「第二の人生は母親って仕事はどう?フル・タイムで」
バレエで燃焼した後は母親業を選ぶと答える彼女たちに、日本とは違うなあと思います。
今の人たちはそうかもしれないけど、まだまだ私たちの世代って親を職業として捕らえることなんてなかったのでは。
女性がキャリアを極め、なお出産できるのが当たり前になるといいのに。

ダンサーとしては、ミテキ・クドーがとてもすてき。
彼女の舞台を見てみたい!
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by a-tenar | 2006-09-19 19:39 | Movies

おいしいお酒と、すてきな何かと。
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