ブリーに重ねる
トランスアメリカ
監督・脚本:ダンカン・タッカー
出演:フェリシティ・ハフマン 、ケヴィン・ゼガーズ 、フィオヌラ・フラナガン 、エリザベス・ペーニャ
アメリカ 2005年

女装するブリーに居心地の悪い、滑稽さを見終えるまで感じていた私。
ブリーは本当は女になりたいのではなく、「真実の私」の私になるためには女になるしかない、と思いつめてかつて狂言自殺を仕組んだように、「さあ女になるわよ」と騒ぎ立てているような、そんな感じがしたんです。
本当の私は、今の私よりもっとすばらしくって、もっと愛されるはず。
そう思いながら、愛されない今の私受け入れてもらえない今の私をひりひり抱えながら生きていくブリー、と思ったらそれは私の姿でもあるかもという気が。
自分の滑稽さからは目をそむけたくなるんですよねぇ。

長年拒絶してきた両親の家に行く羽目になったブリー。
そこで実の息子トビーがやっと「女になりたい自分」を受け入れてくれたと思いきや、結婚したいと迫ってきたため、「本当の私=男の姿をしていた頃つきあってみたけど、最悪の経験しかできなかったからトビーの母親を捨てた父親」であることを話し、トビーに殴られます。
その後泣くブリーに、私は様々な思いを感じました。
新しい私がなりたかった自分なのか、
新しい自分になれば過去が捨てられるのか
女になれば自分の居心地の悪さは解消するのか

「え、この人なんで泣いているの?」
映画を見て一喜一憂している母親の横で、PCしていた「次郎」。
「親は捨てられる。でも自分の子どもに拒絶されたらさあ」
と私の説明に「そりゃつらいわ」と相槌。
その会話にまた、私と母の関係私と子どもの関係を重ねてもやもやしてしまったのでした。

風景の撮り方、食事、ファッションに私のイメージするアメリカを感じて嬉しくなりました。
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by a-tenar | 2007-03-02 11:01 | Movies

おいしいお酒と、すてきな何かと。
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