私の母って
溥儀 清朝最後の皇帝 入江曜子
岩波新書1027 2006年
がとても面白くて、読みきって眠りました。
そのせいか夢は日本が敗走する満州、なかなかおもしろいストーリーで目が覚めたくないと思ったほど。

私が面白いと思ったのは、溥儀の二面性。
彼の有名な家庭教師R・F・ジョンストンの語る「永遠に分裂した二つの性質」。
かねがね溥儀の、人格改造は怪しいと思っていましたが、そう思っていたのはなにも私だけではなく、むしろほとんどに人が「本当に?」と思っていたんですね。
その人々の思いを毛沢東主席や周恩来首相など、うまく使っていたような感じです。

これは他人が読んだら滑稽に思われると思いますが、私の母と溥儀は似ていると思いました。
つまり、何もかも永遠の分裂している二面性。
誇り高さと、卑屈。
自由と、束縛。
私の母って、限りなく皇族だったんかしらん?
なんだか、母の謎が一つ解けたような気がします、
それで彼女との仲をどうこうなるわけでもなさそうですけど。

孤独な傀儡に過ぎない満州国皇帝が抱いたであろう日本皇室への思い。
裏切られた思い、この辺りは日本人として皇室の置かれた立場など考えるとやるせなく。

晩年の溥儀の生活能力の記述も面白く、これは未だ男性にあてはまるような気がします。
気になる方はぜひ読んでみてくだされ(笑)。b0006210_22561888.jpg
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by a-tenar | 2007-04-27 22:38 |

おいしいお酒と、すてきな何かと。
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