カテゴリ:本( 214 )
食べることは、生きること
スローフードな日本!
島村菜津
新潮社
ISBN-10: 4104011037
ISBN-13: 978-4104011032
2006年2月23日

最近大きな病気をして、なんでこんなことになったんだろう?っやっぱり思うんですよね。
いろんな専門家や病院で、こういう人はリスクが高いってことを挙げています。
だけど、たとえばホルモンの変調とかを挙げていると、それは自分ではどう対処していいのかわからない。
でも食生活についてなら、自分で気をつけることができます。
節食する、日本の伝統的な食事をすると言っても、食事=食餌でだんだんごはんが「~ねばならない」となるとこれは楽しくもなんともなくなって、食欲が失せてしまうのも経験しました。
質素な食事を感謝しながら美味しくいただく、それがすべていいほうにまわっていくと私は信じます。

ところで、今ちょっとしたブーム?になっている昭和30年代ですが。
その頃家族の食事を作っていた女性たちは、その当時の食生活に決して満足していなかった、というんですね。
ある人は戦後、家長(死語?)にお給仕して残り物をいただく、そういう習慣から解放されると喜び、子どもたちの体のために欧米の献立をできる限り取り入れたいと考えた人も大勢いたそうです。
実際、私の母なんかも積極的にハイカラな洋食メニューを取り入れていました。
お年寄りが同居しているとなかなかそうはいかなかったかもしれませんが、核家族が急速に進んでいた都市部ではどんどん洋食を取り入れていったと思います。
今、生活習慣病の心配がある中で、食生活から日本の戦後を考えるきっかけにもなりました。
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by a-tenar | 2010-07-24 21:41 |
「おれのおばさん」
おれのおばさん
佐川光晴
集英社
ISBN-10: 4087713482
ISBN-13: 978-4087713480
2010年6月4日

手術を受けて2日目に12時過ぎまで読みふけった、記念すべき作品。
目新しいことはないけれど読んでいて面白かったし、同じ年頃の子どもを持つ身としてもへぇ、こんな風に思うんだと新鮮な思いを持ち、同時にそれは自身の老化を感じることでもあり。
「おれのおばさん」もいいけれど、登場人物がみんな本気で生きているのがいいとは後で思ったこと。
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by a-tenar | 2010-07-23 19:00 |
「水滸伝」
北方謙三の「水滸伝」、読み始めました。
この人のハードボイルドは私にはあたりはずれがあるのだけど、中国ものは文句なしに面白いと思います。
出てくる男たちは優しく強く、女たちは強く賢いのでいいなぁこのカップルって思うけれど、他の人はどう思っているのかしら?
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by a-tenar | 2010-07-19 12:26 |
「昭和」の生き様の一つ
b0006210_18511237.jpg巡礼
橋本治
新潮社
ISBN-10: 4104061115
ISBN-13: 978-4104061112
2009年8月28日

いささか橋本治の独特の言い回しに飽きてきたとはいえ、この本は一気読み。
そしてこの洞察力はやはりこの人でなければ書けなかったのでは?が読後の感想。
ただ、ラストが余りにも美し過ぎるのはないか?とも思いました。
あのままゴミに埋もれて行きどころもなく、さりとて死なせてももらえず、また今日も行き続けなければならない可能性が高いと思う、けれど「人生何が起こるかわからない。最後の最後まで」もありなのかも。

なんのために生まれたのか?などと考えることもなく、ただまじめにこつこつと毎日を重ねてきた人生の一つは、なんの意味があったのだろう?
しかしこれ考えてちゃ、あの人生は良しこの人生はダメ、と人生を選別することになり、それこそ何の意味もない。
ただ時間を重ねてしかも老いが加わることがどんなことなのか?
老いを日々感じる今ですら、ああはなりたくない、こうはなりたくないと実の母親や周囲の老人たちを見て思う私。
実は彼らもこういう感じをもちながら老いていったのかと思うと・・・・。
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by a-tenar | 2010-05-15 18:36 |
先も読みたい
望郷の道 上・下巻北方 謙三
幻冬舎 2009年3月
ISBN-10: 4344016432
ISBN-13: 978-4344016439
ISBN-10: 4344016440
ISBN-13: 978-4344016446

私は北方の描く男をかっこいいと思うし、女も度胸がありそれでいて愛嬌も色気もあって結構好きなんだけどい、友人は嫌いと断言する(苦笑)。
北方の描く男と女が苦にならなければ、この本は文句なしに楽しめるしぜひ続編が読んでみたい作品ではある。
お留偉さんのきっぷの良さは最高。
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by a-tenar | 2010-05-03 21:14 |
女の時代
日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達
橋本治
集英社新書 2009年
ISBN-10: 4087205061
ISBN-13: 978-4087205060
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by a-tenar | 2010-01-30 18:53 |
無意識下の闘い
精子戦争―性行動の謎を解くb0006210_9483622.jpg
ロビン ベイカー
河出書房新社 (1997/06)
ISBN-10: 4309250874
ISBN-13: 978-4309250878

英国の生物学者による考察。
ほんとにこんなことが行われているんだろうか?と疑問を持ちながら読み続け、最後はそうだろうなありえるだろうなと納得。
たださらっと読んだだけでは、いくつか私が整理しきれないところ
など。もありました。

・男は不特定多数に子孫を持つ可能性がある
・女は数は限られてくるものの、子孫を産む可能性が高い。
とはいえ今はまったく一人の子を持たない選択をする、させられている男女も多いのでこれに対しからだはどのような調節を行っているのだろう?
また、親にとって息子を持つメリット、その反対の娘を持つメリット
など。

ゆっくり読みたい本でした。
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by a-tenar | 2010-01-13 09:24 |
心が伝わるお弁当
世界のお弁当―心をつなぐ味レシピ55b0006210_10232652.jpg
服部 直美
情報センター出版局 (2008/05)
ISBN-10: 4795836434
ISBN-13: 978-4795836433

タイトル通り、世界中のお弁当が一つずつ紹介されている本。
あまり本を読まない夫も目を止めて、「面白いね」と言うくらいとっつきやすいレイアウトです。
合間合間にお弁当箱や、お弁当事情も説明してあります。
どこの国もだんだんお弁当が廃れてきた事情があるようですが、今日本はお弁当再燃の兆しあり。
つい手を抜きがちな日頃の食事に気を留めて、ちょっとしたものでちょっとしたおいしいものを食べるようになる暮らしって、実はとても豊かな暮らしだと思うのですが。
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by a-tenar | 2010-01-10 10:20 |
雷蔵がらみ
市川雷蔵とその時代
室岡まさる
徳間書店 1993年
ISBN-10: 4195552370
ISBN-13: 978-4195552377

今年もいよいよ残り2時間です。
今年の最後を締めくくるのに、この本です。

市川雷蔵と仕事をしたいろんな人へのインタビューで構成されているんですが、どの人の話も面白いものです。

何に一番心を揺さぶられたといえば、星川清司氏のインタビューで勝新こと勝新太郎のことを語った160ページ。
雷蔵の本読んで、勝新に揺さぶられるのも変なんですが。
勝新が祇園でぱーっと散在し、こんなところで大金を使い果たし、大金を使った後の虚しさ、これを大金使って買っている、ということば。

私は貧乏性で、旅行に行っても休みでも何もやることがない、というのは、もうできない相談なんですね。
何かできるはず、何かやっていなければ、みたいな。
それで完全な休日を取った時には、何もやることがないでパニックになりました。
そんな自分に呆れていたんですが、この勝新のことばに、ほっと救われました。
虚しさを感じるための、休みがあってもいい、みたいな。

虚しさって、マイナス・イメージですが虚しさを感じないのも変。
虚しさを感じたら素直にそれを受け入れればいいんだと思った、今年最後でした。
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by a-tenar | 2009-12-31 22:20 |
「赤いキリスト」
ただいま「Che」にはまっています。
お札にもニックネーム「Che」とサインできる男って面白い。

「借りてきたねぇ」
と子どもに笑われるほど、私のところにはチェ関係の本が積み上げてあります。

一通り読んだり、調べたり、観たりして何回も行ったりきたりした感想。

ゲバラ最期の時b0006210_1844447.jpg
戸井十月
集英社 2009年
言語 日本語
ISBN-10: 4087814122
ISBN-13: 978-4087814125

チェの生涯をまとめるには、この本は役立ちます。
もし引用に興味を持ったら、原著の作品を読めばいいので。

チェ・ゲバラわが生涯―ヒューマン・フォトドキュメント
エルネスト チェ・ゲバラ (著), ビクトル カサウス (編集),
原書房 2007年
ISBN-10: 4562040890
ISBN-13: 978-4562040896

チェの生涯が一通りのみこめたら、この本はお役立ち。
ただし、豊富な写真のすべてのキャプションが欲しいところです。

チェ・ゲバラの記憶
フィデル・カストロ
トランスワールドジャパン 2008年
ISBN-10: 4862560113
ISBN-13: 978-4862560117

繰り返しの多いことで知られるカストロの演説ですが、訳者も書いている通り私はカストロの知性と親友を思う心情に、この繰り返しはぴったりと思いました。
私の心に特に残ったのは、チェの死亡を発表するときと遺骨が戻った時の演説です。
前者はアルゼンチンのチェの家族に対する配慮をしながら、チェの死亡を検証する、その立証がさすが弁護士!と思いました。
その過程を話すことで、こう言ってはなんですが親、きょうだいのつながりと、親友という赤の他人だけれども個人的によく知っていた第三者、そしてカストロはたぶん未亡人のアレイダをも代弁しています。
まだ私にはチェの実際の家族模様がわかっていませんが、キューバ側の遺族のきもちはわかりやすい。
おそらく妻アレイダこそ、チェの無防備な何もかもを知っているはずなので。
彼女が、カリスマ男の妻になって何を見たかはとても興味を持ちますが。

親は子どもの何もかもを知っているつもりになっているけれども、子どもは親の知らない世界を作る、それが健全な親子関係じゃないか、という私の考えをここに反映させてしまいました。
親の価値観がすべてじゃないことを知って、一人前になる。
チェはもし娘が「パパはパパのお父さんと比べて~」と言ったら・・・と想像し、息子たちにに「一人前の男になれ」と書き残しています。

私は初め、チェを負けず嫌いないったんきめたら引かず、誇り高い男なのかと思っていました。
どうやらカストロの持っているチェの人物像は違ったみたいで、映画「モーターサイクル・ダイアリー」でまた私はチェの人物像の修正をかけました。

今となって伝説になった英雄ですが、彼の人間臭さを知ることも無駄ではありますまい。
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by a-tenar | 2009-11-01 17:38 |
  

おいしいお酒と、すてきな何かと。
by a-tenar
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