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意外に面白かった「ローレライ」
ローレライ
監督 : 樋口真嗣
出演 : 役所広司 、 妻夫木聡 、 柳葉敏郎 、 香椎由宇 、 堤真一
2004年 日本

「亡国のイージス」は映画、原作共に涙もので、
その前後に見た「戦国自衛隊1549 」は私にははずれ。
福井晴敏という作家は私にはイマイチわからないと敬遠していたのですが、
前出の「GRO旧作ビデオ オール100円」で借りてきました。
これは大きなスクリーンで見たかった!
「伊507」の浮上シーンなど、迫力が全然違ったでしょうね。
ストーリーも手堅くまとめてある印象を持ちました。
鼻につくのは、CGがいかにもCG,ってところとキャスティング。
艦長役所広司っていうのは、あまりにもソツがなく適材過ぎて面白みがなく。
それから「ローレライ」の声が少女っぽくない。
祖国から生きたまま「鉄の棺おけ」に入れられながら、
生き抜いてきた少女のたった一つ生きる証としての歌、っていう声じゃない。
香椎由宇も、まだ演技らしい演技までいっていないから、
せめて声だけでもと思ったのかもしれないけど、あの声ではできすぎでしょう。

田口がなんで裏切ったか、とか浅倉大佐が何者だったのか、
原作読んでいるはずなのに何も思い出せないので改めて読むことにします。
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by a-tenar | 2006-08-30 13:07 | Movies
ロシアでも

b0006210_21382011.jpgイワン・イリッチの死
トルストイ
岩波文庫

父の本を整理していて、トルストイでもこれは読んだ事がないなと手にとってみると。
しっかり父の読んだ跡、ページの端が折ってあるの、ところどころ。
それも結婚生活の描写のくだり。
たとえば、結婚後1年たつかたたないか、
「妻はあるときおそろしい勢いで、口汚く彼を罵りはじめた。そして、夫が自分の要求をいれてくれないと、そのたびごとに根気よく罵倒を続けるのであった。」
「夫婦生活なるものは~少なくてもこの妻との生活は~常に生活の愉快さ、上品さを増してくれるとは限らぬばかりか、かえって、しばしばこれを破壊するものである。」
「勤務に対すると同じく、一定の態度を作り上げた」
「またしても見苦しい場面が頻発するようになった。」
「夫の死さえ自分を救うことができないのか。彼女はそう考えて、自分をひどく不幸なものに感じた。彼女はいらいらしながらも、それを隠そうとした。苛立ちを隠しているこの妻の様子が、なおのこと彼の癇癪を募らせた。」

お父さん、これはもしかしてあなたの妻、私の母との関係をイメージしたんですか。
それにしても、私もこういった心模様が理解できるのは、どうしたわけなんでしょうか。
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by a-tenar | 2006-08-27 21:43 |
古今東西夫婦は変わらない?
妖・花食い姥
円地文子 講談社

「ひもじい月日」。
病気で倒れた夫の介護にあけくれる、さく。
病人の、匂いまで漂ってきそうな暗い描写に読み続ける自信はなかったのですが、
短編で助かりました。
さくが見合いで結婚を決めるところも、
別れてしまおうとさくが決心するたびに感じる心の動き、
かわいい末っ子の恐ろしい提案に動揺するさく、
どの場面も身につまされました。

こういう結婚をしてしまった女がばかなのか、
どんな相手にめぐり合っても、結婚すればこういう生活になってしまうのか。

私には興味が尽きません。
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by a-tenar | 2006-08-26 21:45 |
お菓子やさんが近くにできて
前はたくさんおいしいケーキ屋さんがいっぱいあって、お遣いものだとか、
ちょっとした時に便利だったのに、めっきり少なくなって困っていました。

今日、オープンしたのが
プールヴァール・デ・カトー
今日はレモンのタルトを(私って最近こればっかり)

少しタルトに苦味の強さを感じたけれど、これはこれで良いか、と。
甘ったるいお菓子も嫌ですもんね。
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by a-tenar | 2006-08-25 21:34 | お店
私は原作の方が好き
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マイ・ボディガード
監督 トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン 、ダコタ・ファニング 、クリストファー・ウォーケン
2004年 アメリカ・メキシコ

私、大好きなんです、A.J.クィネル。
読み込んでいるから、この映画見るのは怖かったんです。
自分の中にクリーシィのイメージができちゃっていますからね。
「GEO」の旧作100円でやっと決心がついたんですが(苦笑)。
はじめはデンゼル・ワシントンより、クリストファー・ウォーケンの方がクリーシィにあっているような気もしましたが、見ているうちにそれは解消。
でもやっぱり不満。
クィネル好きならわかってもらえると思うんだけど、クリーシィって悪夢で泣きますかね?
それに「ピンタ(映画ではピタ)」からもらうのは細身の十字架でないと。
それにあのラストでは、原作でのそれからのクリーシィ ・シリーズの活躍の余地なしですね。

そんなこんなで、素直には楽しめなかった映画。
でもメキシコのエキゾチックは堪能させてもらいました。
それに「ピンタ」役のダコタ・ファニング、もう、なんて、かわいいんでしょ!
私、今一番行ってみたいとしたら南米です。
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by a-tenar | 2006-08-24 19:15 | Movies
女の内面
円地文子集
新潮日本文学37
女坂 朱を奪うもの 花散里 なまみこ物語 冬紅葉 雪折れ

20年くらい前?円地文子を読み散らかした時期がありました。
源氏物語は確かこの人の訳で初めて読んだ記憶が。
でも今読むと新鮮で、それは私が年を取ったせいと思うと悲しくなるけど、
女心が少しはわかるような経験をしてきたと思えば自分が愛しく思えます。

最初、「花散里」から読んだのですが、今年頃の男の子を育てていて
何気に感じていることを、はっきりと抉り出されたような怖さを感じました。
大好きな有吉佐和子や、林真理子を読むと感じる感覚です。
自分では言語化されていない心を、
ことばで表現された怖いようなすっきりするような(苦笑)。
年頃の男の子を女性的な生理が衰えてきた女が育てる。
まぁ、源氏物語で光源氏がするようなことを、女がすることで。
そう考えている人って他にもいるんだ、と安心もしたり。
考えてみれば「花散里」は源氏物語、
してみればこんな女の心の動きも取り立てて珍しいことでもなく、
古今ひそやかに女の心を占めてきたきもちなのかも。
「女坂」。
いったい、円地文子はどういう結婚生活を送ったのか、とっても興味を持ちました。
どうも有吉佐和子と違って娘一人はもうけたのは同じでも、
離婚まではしていないようですね。
明治の頃の話、
こんなことありえないと今の若い人は思うのでしょうか。
時代の変化はあっても、女性にとっての結婚は未だここに描かれることが
大なり小なりあるような気がするのですが、お若い世代からの
「何、言ってるんですか。
妻妾同居が時代錯誤はなはだしいのを筆頭に、最後は
『ざぶんと海に捨ててくれ』
なんていう形でしか自己表現できない妻なんて、ありえませんっ!」
の反論をお待ちしています。
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by a-tenar | 2006-08-22 19:20 |
ホモ映画というけれど
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ブエノスアイレス
監督:ウォン・カーウァイ
出演:レスリー・チャン、トニー・レオン、チェン チャン
1997年 香港/日本

この映画は2度目。
初めて見たのは数年前で、何がなんだかよくわからない映画という印象を持ちました。
それがレスリー・チャンが亡くなって、この映画の評は決して悪くないので
じっくり見てみたいと思って借りてきました。

のっけから男同士のラブ・シーン。
夏休みで、ずっと子どももいるところで見るなと言っても無理なんで
「ゲイの映画を見るからね」
と宣言していてもこれはハードでしたね。
でも私はその後見て、とても共感しました。

子どもがどこまで見ていたかわかりません。
見ていなかったかもしれません。
ただゲイの人は、思春期に自分は女の子を好きになれない、
と悩むという話は聞いていたので、こういう映画を知っていてもいいかと思いました。
私とて、いきなり息子が
「ぼくは男しか愛せません」
と言ってきたら衝撃でしょうが、それを責めることはできないと理性では分かります。

男でも女でも、他人と愛し合う傷つけあう関係を持てるのは幸せじゃないでしょうか。
どうしても人には愛されたい、それが大事に思う相手ならなおさら。
良いところばかり見せているのは恋までで、
愛に移行するのは相手の嫌らしい、知りたくもない部分をも受け入れられるかに
かかるのではないでしょうか。
傷つけあい、別れと出会いを繰り返す、
そんな関係は本人たちにとってはハードかもしれませんが、
傍からみている分には、気楽にいいなと思えます。
また、レスリー・チャンがいい。
好みとしては、トニー・レオンのような人を恋人にしたいとは思いますが、
レスリー・チャンを切れないトニー・レオンの苦しみは見ていて共感しまくりました・・・。

男でも女でも、人を好きになって一緒に暮らすのはホント、ハードです。
それでもそうした酸いも甘いもわかる人生って、豊かだと思います。
力いっぱい、人を愛す。
そんな人生こそ、私はいいなと思うのですが現実は厳しいですねぇ。
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by a-tenar | 2006-08-19 21:13 | Movies
やった!「ライムタルト」
こちらにもよく遊びに来てくれるmatsuさんが、スタバについて書いているのを読んで以来、目の前をちらちらしていたのがこれ。
つにゲットしたので、ご報告。
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ライムタルト 400円。

私はスタバのケーキ類は好き。
スパイスが効いているっていつも思う。
このライムタルトも白い、甘酸っぱいクリームの下はナツメグ?っぽいしっかりした
タルト生地がまたおいしかった。

ちなみに「レモンケーキ」も私は好きです。
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by a-tenar | 2006-08-18 11:34 | お気に入り
ささしまの「泰泰」
「日本沈没」は、「109シネマズ名古屋」で見たんですがささしまといえばここがお気に入り。
和牛焼肉専門 泰泰

焼肉屋さんなんだけど、いつも子どもと一緒だったりお昼なんで、
「石焼ビビンバ」
をランチセットでオーダーしています。
でもこの日はナムルが切れてしまったということで、他の単品ならOKだったので
冷麺 800円
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クッパ 700円
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をオーダーしました。

冷麺をオーダーした「三郎」が、卵スープのようでおいしい、とクッパをほとんど食べてしまい、
私も辛くてさっぱりした冷麺を代わりにもらいました。

今度は「石焼ビビンバ」がありますように。
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by a-tenar | 2006-08-17 11:40 | お店
人の死に方にランクがあるのだろうか
日本沈没
監督:樋口真嗣
草彅剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央
原作 小松左京(小学館刊)
2006年 日本

姉から、女優陣がいいよと言われて見ました。
「このまま何もしないで滅びればいい」
「海外に脱出すればいい」
というような男性陣に対して女性陣は
「一人でも百人でも千人でも助かる道はないのか」
と「闘う」消防庁レスキュー隊員紫咲コウ、閣僚大地真央。

CG画面も元祖「日本沈没」とはスケールが違っていて、リアルでした。
地震のシーンなんか「またか、どこに隠れる、火の元、先だ」
とか思っちゃったりして。

最後に草彅剛があんなふうになるとは思わなかったけれど、
紫咲コウとの抱擁シーンでは泣けました。
紫咲コウもかっこいい。
恋人の出発間際バイクで乗りつけ、しっかり抱き合って後ろを見ないで
彼女の任務遂行のためブルルンと去っていく。
ただ気になること一つ。
大地真央演じる大臣が最後に、二人の潜水艇のパイロットの「殉職」に対し
最大限の弔辞を捧げること。
これに私は抵抗があります。
確かに潜水艇パイロット無くして、
それも還ることのない任務とわかっていての任務遂行なくして、
日本沈没を食い止めることはできませんでした。
でも、たとえばどっかの山中で非難する「おばさん」たちに
「がんばって、この峠を越えたら次の避難所ですよ」
と笑顔で手助けする警察官?自衛官?
彼だって、地震で石の下敷きになりますが
きちんと職務をまっとうしていての「殉職」です。
各人が責任をもって持ち場を離れず公益の仕事をしているのに、
それすら格差をつけられていくのかとイヤなきもちになりました。
だってあの後の騒ぎは目に見えているじゃないですか。
パイロットたちは国家より最大限の賛辞を受けた英雄。
どちらも本人たちが、栄光を望んでいないだけになんだかお気の毒でした。
みんな、自分の使命は何か黙々と任務に赴いたことでは同じはずです。
その死すら、ランク付けされて評価されるのかと思うとやりきれないです。
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by a-tenar | 2006-08-16 18:13 | Movies
  

おいしいお酒と、すてきな何かと。
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