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偉大な母親をもつと苦労する
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ロココの花嫁 マリー・アントワネット―ベルサイユへの旅路
ケーラー・鹿子木 美恵子
叢文社 2005年

私がこの本に興味を持ったのは、映画「マリー・アントワネット」の花嫁道中の描かれ方が、私のイメージよりずっと地味だったことによる。
この花嫁はただの花嫁ではなく、当時ヨーロッパの屈指の王家ハプスブルグ家とブルボン家の「世紀の結婚」だったはず。
いくら質素堅実なオーストリア=ハプスブルグ家とて、王を頂点とする豪華絢爛なフランス=ブルボン家のヴェルサイユに姫を輿入れさせるのに、おつきが二人馬車1台(?)の行列でひたすら何もない道を急がせたんだろうか?と疑問に思ったから。
だからこの本を図書館で見つけた時は、やったぁ!
読んでみて、やっぱりこれは「世紀の結婚」だったのだと納得。
著者は丁寧にウィーンから出発した、いたいけな花嫁の道筋を追っていく。

花嫁の馬車の列は、すさまじい数の騎馬儀丈兵を先頭に

ポスチロンに続き、フォン・パー皇室郵政頭の六頭立て馬車、横に騎馬の第一郵政頭、ついで式部官七人の六頭立て馬車、四番目にシュターヘンベルク全権大使、続いて花嫁の六頭立て馬車が現れた。
(本書61ページより抜粋)

著者は綿密に資料をくくり、従者の数、選ばれた道(王太子妃の道と呼ばれる)、宿所に当てられた土地のてんやわんやぶりをきちんと追っていく。

これだけの手間とお金と人を動かして得たかったのは、ヨーロッパ各王家が結ばれることにより平和がもたらされることではなかったか。
そしてマリー・アントワネットに課せられた任務は両国の友好の生きた証、人質となること。
彼女はその役割を十分果たした。
彼女の浪費だの賭博だの、悪癖といわれるものは結婚前のつめこみ「妃教育」のせいだったかとも思う。

嫁がせる前のマリア・テレジアの混乱ぶりも面白かった。

偉大なる母親をもって、悲劇を背負わされた娘の哀れかもしれない。
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by a-tenar | 2007-02-28 17:54 |
点心
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東明公司にて。
税抜き120円のピーナッツ・クッキー。
中、ほろほろ。
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棗餡の月餅も好き。
1個168円。
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by a-tenar | 2007-02-26 11:19 | お気に入り
バカかもしれないけど
マリー・アントワネット
監督 : ソフィア・コッポラ
原作 : アントニア・フレイザー
出演 : キルスティン・ダンスト 、 ジェイソン・シュワルツ 、 ジュディ・デイヴィス
2006年 アメリカ

前評判に比べ、ガーリー過ぎる、たいしたことなかったという評判も高くなったので期待せずに行ったら、まあまあかな。
お嬢様というか、お姫様育ちの彼女にあれ以上どうしろっていうのか?と見ていました。
オーストリアの彼女の実家では、女帝マリア・テレジアの下厳しい躾は受けてきたでしょうが、のびのびと過ごしたことでしょう。
でもフランスは儀式、格式で、およそ人間性には乏しい宮廷に独りぼっちで投げ出され、夫はいい人優しい人だけど構ってくれず。
そのうち厳格を絵で描いたような母までが、
「夫を優しくその気にさせなさい」
「そのままのチャーミングさを活かして、夫を責めることなく成就しなさい」
なんて手紙のたびに書いてくる。
処女妻には訳わかんないでしょう、こりゃ。
で、ピンク、ピンク、ピンク。
ドレス羽飾りに靴、お菓子に賭博。

私も前半のバカ騒ぎはだれました。
でもだんだんダイアナ妃に重なり、雅子妃にも重なっていったんです。
仕える者たちの面子ばかり先に立ち、常に人の視線とおしゃべりに曝される非人間的な世界でどうしたら正気を保つことができます?

彼女はバカだったかもしれません。
でもキルスティン・ダンスト演じるマリー・アントワネットは、卑怯でも臆病でもなかった。
ベルサイユ襲撃は、王家の暮す一角まで(いわば「大奥」まで)暴徒の侵入を許したのですから、それはそれは大変なクーデターだったのに違いないんです。
「プリティ・イン・ピンク」していたオーストリア大公女にしてフランス王妃となった女には、信じられないほど荒々しい剥きだしの敵意の中に放り込まれたのだと思います。
その中で彼女は自分が最善と思える道を模索し、選択して死んでいった。
結果的には哀れだったかもしれませんが、それ以上の選択なんてあったんでしょうか。
第三者的に見ればもっと~すれば、ってことはあるけど誰しも自分の人生何が起こるかなんてわかってはいない。
夫ルイだって、君主としては無能だったかもしれない。
その彼にしたって、未だどの祖先も体験したことのない未曾有の危機に立ち向かい、精一杯妻子を守ろうと最善を尽くしたんだと思います。
そういうささやかな家族、滅んでいった王家の物語としてならこの映画はOKなんじゃないでしょうか。
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by a-tenar | 2007-02-25 22:14 | Movies
全部がゆれて
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ゆれる
2006年
上映時間 119分
監督・脚本:西川美和
出演もしくは声の出演:オダギリジョー 、香川照之 、伊武雅刀 、新井浩文 、真木よう子 、木村祐一

評判は聞いていたけど、やっぱり良かった作品。
前半少しテンポがゆったり過ぎるかと思ったんですが、終わってしまえば辻褄はあいました。
ゆれるオダギリは見事、それ以上に役者香川照之の存在あり。
裁判で思いもかけないことを言ってのける弟を見つめる香川照之の表情、
エンディングまでこの人から目がそらせられなかったですね。
真木よう子もうまい。
オダギリの強引さに負けてしまう表情、その後の送り出す表情、車の中で見せる顔、
そして兄を拒む形相。
「あの娘は殺されなければならなかったんでしょうか・・・」。
新井浩文もいい、木村祐一もいい、ですべて○。

一家のファミリー・ビデオもいいですね。
あの時点ではあの家族は典型的な、平凡な幸せな一家であったことは間違いないのに。
どこでボタンを掛け違えたのか、って思う。
ボタンを掛け間違えたことのない人生って、どんな人生なんだろう?
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by a-tenar | 2007-02-24 13:38 | Movies
げ~んなり、毒を顔に塗りこんで
肌がキレイになる!!化粧品選び
境野米子
2003年 コモンズ

「買ってはいけない」的な本の中で、これは素直に読めた本。
有害なものが増えているのは知っているけど、現実にはあんまりピンとこない人の方が多いと思う。
だからといって、「どうしてこんなに怖いものを使い続けているの?」と高圧的に書かれると、私なんかは引いてしまうこともたびたび。
この著者は知識を自分の経験を踏まえながら、こういうふうに使ったら?と提案しているところが受け入れやすかったかな。

気になって手持ちの化粧品を使うたびに見てみたら、有害といわれる物質のオン・パレード。
特に今お気に入りの「THE FACE SHOP」とかね。
今日のお肌は良好。
有害物質の魔法のような効果ゆえなのか、今はまだ害が何も出ていないせいなのか。
すべすべのお肌をなでつつ、肌に手を加えてきれいなお肌にする、ではなくて生活の見直しからお肌を含めて健やかな自分を作る、ってことをしていかなきゃと思っています、ハイ。

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by a-tenar | 2007-02-23 12:53 |
久々「三郎」とデート
いつものことながら、あれこれ余裕のない生活を送る私。
今日もどたばただったけど、ラストは「三郎」をお医者に連れて行くこと。
風邪をこじらせて中耳炎になってしまったんだけど、その前は変な咳しているなと思いつつお医者に連れて行ってやれなくて。
風邪から中耳炎になる、っていうのは私が通ってきた道なんでよくわかる。
気がついてやらなくて、ごめん。

膿が溜まった状態が続くので、これ以上続くようなら一度麻酔をして膿を抜きましょうとのこと。

帰り道、「三郎」が恐る恐る「それってどういうこと?」と聞いてきたので、説明しつつかわいそうになってしまって、彼の大好きなアイスクリームをおごろうと思いつきました。
ちょっと遠い「ハーゲンダッツ」に連れていこうかな?と移動中、彼が指差したのは昔ながらの「コンパル」。
コーヒーとサンドイッチがおいしい、昔ながらの喫茶店。
「ここでいいの?」「うん」
で店に入り、彼はさんざんメニュー変更して「レモンスカッシュ」、私はウィンナ・コーヒーを注文して向かい合わせに座りました。
そうしていると、昔、父が喫茶店に連れて行ってくれてコーヒーを注文して新聞を読んでいたこと、私はピーナッツ(喫茶店でコーヒーを注文するとピーナッツが小皿で出てくるんですよ)をもらって、決まって父が注文してくれるミックス・ジュースをすすっていました。
たまのことだったので、とっても嬉しかった。

コンパルのコーヒーはさすがにおいしくて、熱心にレモンをしゃぶっている「三郎」を見ながら自分の子どもだった頃をふっと思い出していました。
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by a-tenar | 2007-02-22 12:54 | お店
連日、韓国料理
韓国旬彩料理 妻家房
11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
※予約は夜のみ
TEL 052-261-0108

「次郎」とふたりだけでランチ。
二人とも風邪たったんで、韓国料理で汗かきました。
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これは私がオーダーした、ダッカルビ定食(忘れちゃった)。
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by a-tenar | 2007-02-21 13:44 | お店
家庭的な雰囲気
チャム・セ・バン・アカン
名古屋市千種区今池5-2-5 マルワビル地下1階
(052)735-7779
営業時間/17:30~3:00(日祝は~24:00)
定休日/水曜

仕事仲間と行きました。
以前行ったことのある韓国料理のお店より(そっちの方がおしゃれな感じですが)、お味はずっとおいしく、お値段もリーズナブル。
頼んだものはチャプチェ、ダッカルビ、サムゲタン。
風邪で熱っぽかったけど、コチュジャンとニンニクの力を感じました。
ご夫婦がやっているような家庭的なお店です。
かわいい看板ムスメがいることも。
飲むのと食べるのに気を取られて写真を撮るのを忘れてしまったので、また次回行ったら写真アップしますね。
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by a-tenar | 2007-02-19 18:25 | お店
いいバーです
古くからの知り合い、TAKUさんのバーです。
今日初めて行って、居心地のよさにしばし浮世を忘れました。
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オキナワAサインバー KOZA
名古屋市中区錦2-5-31
長者町相互ビルB1
最寄り駅
地下鉄桜通線・鶴舞線丸の内駅
5番出口 徒歩3分
地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅
1番出口 徒歩6分
ご予約・お問い合わせ
TEL・FAX:052-221-5244

営業時間
日~木18時~24時(L.O.11:30)
金・土18時~Midnight
年中無休

お芝居でも、エイサーでも全力で取り組むTAKUさん。
それを支える周りの人たちも魅力的です。
TAKUさん、今日「残波」とMayukoさんのおしゃべりで心地よく酔っ払いました~。
「ちむどんどん」の皆さんにもよろしく。
そして猫ちゃんたちにも。
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by a-tenar | 2007-02-14 22:59
You Tub追加です
先回のブログに、大好きなお二人よりコメントをいただいたので追加します。

Scritti Politti - Perfect Way
>学生時代、「音楽療法」で自分が落ち込んだ時、聴く曲を5曲ピックアップする宿題が出ました。
私が選んだのはこの曲に、
・U2 - Pride
・Duran Duran - Is There Something I Should Know
・Thomas Dolby Airwaves
あともう1曲思い出せないけど、たぶんこの頃の趣味でいけば
・journey - anyway you want itかVan Halen。
で、教授から一言。
「これを聞いて気分をアップするあなたは相当アブナイ」

ふん、だ。

ただ今聴いているのは、
Do they know it's Chirstmas? - Band Aid
これはいいわ。
豪華メンバー、これを順繰りに残らず答えられるあなたは偉い!
私に教えてください=どうしてに出てこない名前、多数あり。

Guns N Roses - Rocket Queen - Ritz 88
これもいいっす。
ガンズの日の出の勢いと、このバンドの持っていたあやうさも楽しめるって感じで。
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by a-tenar | 2007-02-14 20:44 | お気に入り
  

おいしいお酒と、すてきな何かと。
by a-tenar
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