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しつけ、しつけ?
こころの座標軸
犬養道子
婦人之友社
ISBN4-8292-0501-6

犬養道子は一本筋が通っているので好きなんですが、久しぶりに彼女の著作をよんで昔ほど感動しなくなった自分を発見。
なぜなんだろう?
この疑問はちょっと置いておきますが。

いくつか印象深いエピソードがありましたが、コレが一番強烈に感じました。
幼い頃彼女は半熟卵が大好きで、ある日の夕食半熟卵がお膳に載っていたのをみつけて自分の分を食べちゃってから、おばあちゃんの分も食べてしまったそうです。
その時ご両親はとても怒り、怖いところに一人立たせるという罰を与えたんだそうです。
そして罰の後はそのことをお説教したり、話題にすることはなかった、とのこと。

私にはそれがいいことなのか、よくわからない・・・。
一つ言えるのは、この時のご両親の対応は彼女にとっては良かった、ってことだけ。

家族だろうとまだ子どもであろうと、勝手に人のものを取って食べてはいけない、それを世間では盗みという。
盗みは悪いことで悪いことはしてはいけない、と親が、まわりの大人が子どもに教える。
それはそうなんですが。

そんなに子どもが欲しがっていたのなら何か話し合いの余地はなかったのかなぁ?と勧化てしまったわけです。
たとえばおばあちゃんが、
「ああ、よしよし。卵がそんなに食べたかったのならおばあちゃんにそう話せばよかったのに」
みたいな。
その一方で、そんなふうに大人が介入して子どもを野放しにするので、今の子どもはあんな振る舞いをするのだろうかとも。

子どものためを思うなら、断固盗みは悪いことだと叩きこんだほうがいいのだとは思います。
家族団らんの食事でしつけをするのはいいけれど、それならそれでやりようがあったのでは?
ってことです。
今、「食育」の原稿に悩んでいるためなのか、それとも自分が親のせいか、どうしたらいいのだろ?って考えちゃいます。

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by a-tenar | 2007-06-30 09:14 |
アーティストたちの街
b0006210_2023127.jpgニューヨークのアトリエ 
NYアートとクリエーターたちの素顔
礒野信江
ギャップ・ジャパン 2004年
ISBN4-88357-222-6

「遊べる本屋」こと「ヴィレッジ・バンガード」 に行くと必ず探す、ギャップ・ジャパンの本。
写真がきれい、面白いテーマで1冊、という感じ。
この本は「ロンドンのアトリエ」という本があって、ロンドンよりやっぱニューヨークじゃないか?t私が思って探していた本です。

思っていた通りの本で、欲を言えばもう少し一人あたりに割くページがあっても良いと思ったくらい、ロフトやアトリエは面白かった。
いかにもニューヨーク、という感じのアパートあり、アートあり。
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by a-tenar | 2007-06-28 19:36 |
重いです・・・
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テレンス・コンラン 住まいのデザイン全書
エクスナッジ
2004年
ISBN4-7678-0402-7

コンラン・ショップで「テレンス・コンランのキッチン」を見て、こういう本は見ているだけでも楽しいだろうなと図書館にリクエストしておきました。
すぐに借りられたのは良かったけど、大型本でとにかく重い!
寝ころんで読むことなんてできない重さです。

が内容は充実。
見ているだけでも面白いけど、具体的なヒントが散りばめられています。
たとえばウチなんか築50年とか60年の家でリフォームするより建てたほうが早いとは思いますが、「KNOW YOUR HOME」のページで、実際に「住まいがどのように機能するもか、部屋同士の大きさ、形、位置のうえでどうかかわりあっているのかまで、本当に理解できているだろうか?」とどうしたらいいいかわかりやすく解説。
「自分のアイディアを吟味するために」、どうしたらいいかを考えるきっかけになりました。
コンランの本にはまりそうです。
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by a-tenar | 2007-06-27 19:10 |
束縛は
纏足の靴 小さな足の文化史
ドロシー・コウ
平凡社
ISBN4-582-47230-3

纏足って、コルセットと同じようなイメージが私にはあってあれは女性を拘束するためのもの、と思いながらもシルエットに惹かれるのは私だけ?って感じ。
纏足も足の骨を変形させるといえばおどろどろしいけど、それならやはりコルセットもあばら骨が変形するんですよね?
たぶんいつの時代になっても細い腰、小さな足ってのはあこがれじゃないかしらん。

なにしろ骨の変形でっせ、年頃になる前からテープだの、動物の骨だのを子どものうちからからだに巻きつけて結婚適齢期にはその社会が要求する容姿になってなければ
女として一人前=妻として大事にされない=娘として商品価値がある
と認められないんです。
男性諸氏は妻の寝る前のコルセットからの解放、あるいはもしかしたら纏足の包帯を見せてもらえたかもしれない。
「こんなことしているのか」
と思ったか、思ってなかったか。
妻には平気でも、娘にそれを強いてきたところを見ると商売っ気が先にたつのかも。
これは洋の東西に関わらず。
靴の厚底にしたって、ルーズ・ソックス、スカート丈の長短にしたって、誰が仕掛けた?

女性の体型ってのは、いつだって社会からの監視を受けているのさ。

で、纏足です。
確かに纏足は酷い、こんな風習は残しておかなくて○、といえど様々な女性たちの願い、
幸せな結婚をしたい。
永遠の愛を誓える人とめぐりあいますように。
愛する人との間に子どもが授かりますように。
夫、その家族から愛されて幸せな一生を送れますように。
ダンナ様が出世しますように。
が凝縮していて、それはいつの時代にも女性の思いとしてあるのではないか、と。
今の時代、確かに纏足なんてどこもしていないけどこんな思いを持っている女性はごまんといて、そして纏足にかわる社会の基準、今ならさしずめダイエット?巨乳(これはないか)?に全力で取り組んでいる女性は多いのでは。

なぜなら、女性のカダラは権力に直結している

権力、財力、勝ち組

でもそんな中でも女のネットワークは息づいている、というところに救いかな。

どうであれ、この本に出てくるきれいな刺繍の靴を見るだけでも私は楽しめました。
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by a-tenar | 2007-06-24 19:35 |
お昼ごはんの奥深さ
b0006210_21151015.jpg日本人のひるめし
酒井伸雄
2001年 中央公論新社

ランチ、お昼ごはん。
私にとって、仕事先のランチのように女性ばかり集まって食べるというのがなんとも嫌で、苦労していました。
昼くらい、のびのびと好きなように食いたいわい、という変わり者なんです。
それが今の仕事になってから、お弁当を持って行ってみんなでいただいています。
私はもっぱら子どものお弁当を詰めた残りものをちょちょっと詰めただめなんで、もっぱら皆さんのお弁当を観察しているんですが、とても楽しい。
お弁当のちょっとしたコツが少しずつわかりかけてきたところです。

この本は、文字通り日本人のお昼の変換を丁寧におっていってなかなか読み応えがありました。
給食が日本の食事の変換という意見にも、否定できないものを感じました。

それにしても、日本のお昼ごはんってなかなかに奥深いものです。
昔のお大名の行楽弁当なんていうのも、単に花見して団子でも食って、というもんじゃないですよね。
一のお重は、二のお重に、お酒の用意もしてという非日常の食事をいかに楽しくするか心を砕いています。
庶民のお弁当は長らく握り飯だけ、ですが今や雑誌の特集に見られるような華やかさ(ま、特に幼稚園のお弁当、なんていうとちょっと行き過ぎ?と思うこともありますが)。
誰か、山田風太郎だったかが、残りの人生あと何年だとして昼飯は○回だ、それを考えれば手を抜けるか!後悔することなく美味しいものをいただきたい、と書いていたことばを思い出しました。

ありがたく、ぜいたくではなくても心のこもった料理で楽しくいただく食事が、私はやっぱり生きている実感に結びつくんですよ。
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by a-tenar | 2007-06-19 21:00 |
であいもの
「次郎」が部活で足に炎症を起こしてしまい、断続的に鍼に行っています。
昨日は部活の先生からわざわざ電話をいただき、一度レントゲンを撮って診てもらってくださいというお話だったので、今日は整形外科に。
待ち時間の間、雑誌をぱらぱらしていたらいいものに出会いました。

イッタラ・ティーマのマグカップ、です。

このシンプルな形が好きで、帰宅後いろいろ調べてみました。
アラビア社とも関係深いのですね?
アラビアのものも大好きだったので、今後一つずつでも買っていきたい。

そんなことを考えると、老後の楽しみが一つ。
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by a-tenar | 2007-06-16 20:49 | お気に入り
恥にまみれても
恥辱 Disgrace
J・M・クッツェー
1999年 早川書房 
ISBN4-15-208315-8

インパクトのあるタイトルだなあ、と手に取ってストーリーに引き込まれました。

主人公デイビットが教職を追われたケースは、女から見ればセクハラなんだけどデイビットのの方で見れば初老の男の悲しい躓き以外何ものでもないんですよね。
それに逃げるように逃れたら、今度は娘の身に。
ああ、人生ってこういうことあるんだよなぁ・・・。
現実と、彼の創作の間を行ったり来たりしながら、現実の時間はさらさら流れ。
娘を気遣いながらも行動はことごとく男、で男にひどい目にあった娘からは考えもしない反応が返り、身勝手な男の部分と娘を案じる父親の姿が私には身近なものに感じました。
父と私の間にあったシーンを時折思い出しながら。

ラストが私には想像もできないシーンでした。

「ものごとが過酷になることに、ひとは慣れる。ひとは驚かなくなる。このうえなくつらかったことが、またいちだんと辛くなっても。」

たとえ魂が揺さぶられるような体験をしても、さらさらと時間は流れやがて何もなかったかのように消滅していく。
だからといってその時感じた感情は意味がないものでもない。
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by a-tenar | 2007-06-15 10:55 |
狂ってしまえば・・・
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ベロニカは死ぬことにした
パウロ・コエーリョ
1998年 角川書店
ISBN4-04-791344-8

レンタル・ビデオでひっそりとこの映画のビデオをみつけたけれど、今いち借りたいという意欲が出ない、でそのまま。
図書館で原作本に出会い、これが面白かったらと思って借りたら原作はいいけど、映画の評判はあまり芳しくないケースだったらしい。

何が面白かった、と言って狂ってしまえば怖くない、と開き直ってベロニカが一つ一つ自分を解放していくところ。
一人一人の「患者」の生き方から、パニック発作なり多重人格なりを作り出してしまった過程。

最近、小さなパニック発作を頻発させているので、身につまされた・・・。

幻想的な描写もきれいで、これを映画化してこけた理由が知りたいのでやっぱり借りてくるかも。
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by a-tenar | 2007-06-14 10:42 |
男の取り扱い
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私のブログは男性が読んでくださっているようなので、ちょっとこんなことは書きにくいのですが。

私、男の人の取り扱い方に困っています!
沢村貞子という人
山崎洋子
2004年 新潮社
ISBN-13: 978-4104728015

沢村貞子さんはぴしっと筋の通っている女性として常々尊敬しています。
だけど彼女のお連れ合い、大橋氏に関することだけは「?」なんです。
明治の女は
「男は弱くておバカなんだから、おだててたてておけば機嫌よく仕事する」
と、よしよしする人多いじゃないですか。
女子ども相手に威張り散らして暴力で押さえつけたりして、
「オレって偉いんだ!」
モードでなんでも対処しちゃう男に、胸糞悪くなっちゃうんです。
女だってバカもするし、わがままもしますがいつも他人の視線があるような気がするんです。
こんなことしたら親を悲しませる?と思う殊勝な娘が今もいるのかわかりませんが、彼に嫌われちゃうとか。
でも男の身勝手なのは他人が見えていませんから。
おれ、俺、オレ・・・。
バカならバカなりに謙虚になれ!
と言いたいことが最近、とみに多い・・・。

沢村さんも大橋さんを立てて、明治の女の意地を通した一人ではありますが。
なるほど大橋さんはそんな沢村さんがいなければ自分はダメなんだと自覚できた、数少ない聡明な男の人だったかもしれません。
どれだけの男の人がそんな思いを出して、女の人を「人」として扱っているのか私は知りたい。
それがわからないバカが多いからこそ、女はもっと男に注文を出してもいいのしゃないか。
それが女のわがままであっても、黙ってよしよししているだけではただでさえバカにそれがわかるか?女と男は永遠に理解しあえないのでは?という疑問が膨らみ続けるのですが、男性諸氏それはおかしいよ、と思うことを教えてください。
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by a-tenar | 2007-06-13 12:33 |
お天気になって良かったね
名大祭

ほぼ毎年、楽しみに出かけます。
今年は晴れたのが初日の木曜日だけで、本番の週末は雷雨。
かわいそうだなぁ・・・と思っていたら今日の午後はやっと晴れてきたんで行ってきました。

「次郎」はお友だちからお誘いがあったんで、そっちへ。
「太郎」は一人で行くというので、私は「三郎」と。
まず出店で腹ごしらえ。
普通のソース焼きそばに、ベトナム学生のグループで「春巻き」、これとってもおいしかった♪
パキスタン?ごめんなさい、定かじゃないんですがのグループのスイカ・ジュース、これも甘くておいしくてスイカ大好きの「三郎」、一息で飲んでしまいました。それにフレンチ・フライ。
今年はエスニック・カレーなどは無いようでした?
それぞれに携帯で「これ見つけた」「ここ行った?」と情報交換しながら、楽しくまわりました。

それから研究室公開にも行ってきました。
実験や理科に興味を持ってきたので、最先端の研究をしている研究室で「三郎」が取り付きやすい研究を選んでまわりました。
小学生で多少とまどったかもしれませんが、丁寧でなんとか研究をわかりやすく伝えたいというような熱意を感じ、虫嫌いの私もついつい説明に引き込まれたり、これはこういう研究だったのかと初めて知ったり。
「三郎」なりに面白いと思ったようです、学生さんがた、どうもありがとうございました。
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by a-tenar | 2007-06-10 20:23
  

おいしいお酒と、すてきな何かと。
by a-tenar
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